エンジニア一年目の心構え

始めたばかりの仕事というのは、不安も多く、どうしても落ち着かないものだ。とりわけエンジニアなどのIT業界は、特別な資格もなく未経験で始める人が多いため、入社一年目は何をして良いかわからず、何もせずに一年が終わってしまうこともある。

入社後に研修がある会社ももちろん多いが、中には研修なしですぐ仕事を始めるという企業もないわけではない。もちろん、初めのうちから重要な仕事を任されることはないが、何事も自分自身で向上心も持っていかないと、周りについていけなくなってしまう。とりわけ一年目のエンジニアが心得ておくべきこととしては、少なくともITの基本的な知識は習得しておくということだろう。

できれば入社前にC++は習得しておきたいが、それが難しいなら入社の最初の年に最低限の知識を身に着けておくと安心してその後の仕事に臨むことができる。業務知識に関しては、企業の側がしっかり教えてくれるだろうから、ポイントを押さえながら学んでいくという姿勢が大切だ。
ただ、開発技術に関しては独学で学習していくしかない分野であるため、自分自身の努力が肝心となる。とりわけ設計スキルや試験のスキルなどは、一朝一夕でどうにかなるという技術ではなく、時間をかけて習得していかなければならない。

エンジニア一年目であると、こうした業務知識や開発技術の粗漏から、ミスを犯して叱られることもあるかも知れない。しかし誰でも最初からうまくできる人はいないものなのだから、何よりも失敗にめげず挑戦していく姿勢が要求されるのだ。その試練を乗り越えて、ベテランの域へと達し、いずれ管理職やフリーランスへと羽ばたく機会が訪れるのだ。