一年目エンジニアと管理職との関わり

システムエンジニアの一年目は、配属された部署で先輩と一緒になって仕事をすることが基本である。
配属と同時に、自分の育成を担当する先輩社員と管理職との間で面談を行い、一年間の育成計画を考える。主に、担当するシステムの開発状況に沿って、システム開発の各工程を学んでいく。業務知識を身につける他に、ビジネススキルを身につける事も考える。

リーダーシップ、コミュニケーションスキル、課題設定能力、問題解決能力などを仕事の中で身に着けていく。育成計画では、目標を数値で表すのが適している。現在の状況と目標地点との差が数字でわかるので達成状況を確認しやすい。目標の振り返りは3ヶ月や半年などの定期的な期間を区切って行い、今までのやり方でそのまま継続して良いのか、やり方を変えたほうが良いのかを検討する。

システムエンジニアの管理職は、システムのプロジェクト全体を統括し、進捗状況の管理や人員管理などを行う。その仕事の一環として、管理職は一年目社員の目標設定を把握し、目標達成や本人の適性を考慮し、仕事を割り振る。仕事の最中には、適宜先輩社員が指導を行い、勘違いや意識違い、ミスのフォローを行う。

企業においては、半期や四半期ごとに目標振り返りの面談が行われることが多く、その結果がボーナスや報奨金に反映される。
一年目社員も同様に管理職社員と面接を行い、これまでの仕事の振り返りや意見交換をする。仕事の状況、本人の意見などを考慮し、社員の評価をつける。

このように、企業に属している間にしっかりノウハウを吸収することで、いずれ独立した場合もその経験や知識が活かされ、充実したフリーランスライフを送ることができるだろう。